🤸 小学生のお子様へ筋トレは必要ですか?
「背が伸びなくなるのでは?」「まだ早いのでは?」
そんな不安を解消し、お子様の運動能力を伸ばすための正しい知識をお伝えします。
結論:はい、必要です!
ただし「やり方」がすべてです
小学生の時期に適切な筋力トレーニングを取り入れることは、お子様の運動能力の向上とケガの予防につながります。心配されている「背が伸びなくなるのでは?」という不安にも、根拠をもって丁寧にお答えします。大切なのは、重いものを持ち上げることではなく、正しい動きを学ぶことです。
1. 伸びる力:筋トレがお子様にもたらすメリット
🚀 メリット① 運動神経と運動能力が向上します
- 伸びるもの: 筋力、瞬発力、そしてスポーツに応用できる動きの質(運動技能)が向上します。
- なぜ伸びるのか?: 6歳から12歳は、神経系の学習が最も進みやすい「ゴールデンエイジ」に近いです。例えば、スクワットの正しいフォームを覚えるだけで、全身の連動性が高まり、すぐにパフォーマンス向上につながります。
- 研究の裏付け: 国際的な専門機関(全米エクササイズ&コンディショニング協会など)は、「適切に監督されたレジスタンストレーニングは安全で有効」と公式に認めています。
💪 メリット② ケガのしにくい、丈夫な体になります
筋トレを通じて、衝撃に対する体の受け止め方や、関節を安定させる動きを習得できます。これは、スポーツ中に起こりやすい捻挫や損傷といったケガを未然に防ぐ効果があります。
💡 この時期は「マッチョ」になりません
ご安心ください。小学生の時期は、成長ホルモンの関係で筋肥大(マッチョ化)は限定的です。筋力が向上するのは、筋肉が太くなるのではなく、**脳が筋肉を効率よく使えるようになる(神経適応)**ためです。正しいフォームを学び、効率の良い動きを身につけることが、パフォーマンスを最大化するコツです。
2. 不安を解消:「背が伸びなくなる」の真実
「筋トレをすると身長が止まる」という話は、保護者の皆様の長年の不安だと思います。結論から申し上げますと、この説に科学的な根拠はありません。
🚫 根拠なし:世界的にも成長阻害は認められていません
アメリカ小児科学会をはじめ、世界中の12を超えるスポーツ・医学団体が、適切に設計・監督された小学生の筋トレは安全かつ有効であると結論づけています。成長を阻害する要因は報告されていません。
- 最大の誤解: 体操選手が小さいから? → 体操は身長が低い方が有利な競技のため、背の低い選手が多く集まるのであり、「筋トレで背が止まった」わけではありません。
- 視覚の錯覚: ボディビルダーのイメージ? → 成人競技の極端なトレーニングを子どもに当てはめるのは誤りです。また、筋肉のせいで身長が低く見える「視覚の錯覚」が原因です。
⚠️ 注意すべきは「やり方」の誤りです
身長の伸びの停滞は、遺伝、栄養、睡眠、エネルギー不足など、多くの要因で決まります。筋トレそのものが原因ではありません。
| 安全のために避けるべきこと | リスク |
|---|---|
| 最大の重さに挑戦する(最大挙上の追求) | 成長板(骨端線)を損傷するリスクが高まります。 |
| フォームが崩れたまま続ける、休息不足 | ケガの確率を高めます。 |
3. 家庭でできること&専門家にお任せいただきたいこと
🏡 家庭でできること
- 保護者が運動する: 保護者が運動することは、お子様の筋トレ実施率を高めるという研究結果があります。
- まず自重で: まずは動的ストレッチや、正しいフォームでのスクワットなど、自重トレーニングから始めてください。無理のない範囲で、週2回、30〜60分程度行えば十分な効果が期待できます。
👨🏫 専門家の監督は不可欠です
安全・効果を確実にするための3つのポイント
- 重さよりフォーム: フォームを完璧に固めることが最優先です。
- 段階的な負荷: いきなり重くせず、少しずつ負荷を増やします。
- 専門家の監督: 間違った動きでケガをしないよう、プロが近くで見守ります。
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